シングルセル解析プラットフォーム
  10×GENOMICS  Chromium コントローラー
       設置 : 2021年3月

  

  Chromiumコントローラーについて
  利用形態
  貸出し期間
  利用対象者
  費用
  利用の流れ
    <申込方法>
    <支援センターで貸し出し可能な周辺機器>
    <支援センター設置機器>
  注意事項
  トラブルシューティング

  Chromiumコントローラーについて

  •  NGSライブラリーを作成するためのシングルセル解析プラットフォーム。
    マイクロ流路を用いたエマルジョン作成技術と分子バーコード(細胞バーコード)を組み合わせることで、ハイスループットなシングルセル解析が可能。

  利用形態:  貸出し

  •  各研究室で、必要なキット・試薬・消耗品をご準備いただき、Chromiumコントローラーを使用したサンプル調製を行っていただきます。キット・試薬類は非常に高額です(100万円~)。実験内容を10×Genomic社担当者様および支援センタースタッフと打ち合わせした後に購入してください。
  • https://www.scrum-net.co.jp/product/list/singlecell-ngs/chromium/reagents-consumables
  •  ※次世代シーケンシングおよびデータ解析のサポートは行っておりません。

  貸出し期間:  実験日(最大3日間)+装置の移送日

  •   機器予約システムで予約していただきます。

  利用対象者:  利用登録申請済みで、下記の利用条件①~④を完了した方(学内限定)
  費用:  50,000円/回

  •   貸出し後は、使用の有無にかかわらず費用が発生しますことをご了承ください。
  •   申込書に基づき、月末締めで、毎月医系学部等財務課経理第一係より、予算の振替処理をいたします。
    部局等運営経費・科学研究費補助金・受託研究費・共同研究費・寄附金等からのお支払になります。

  利用の流れ

  •  <申込方法>
    1.支援センターへの連絡
      内線:6602(馬出キャンパス以外91-6602)
      メール:
      以下を確認します。
      (1) 実験内容
      (2) 実験日程
      (3) 利用条件①~④の説明
     ↓
    2.利用条件①~④の実施
      キットの注文・必要試薬や周辺機器の準備(キットの納入に1ヶ月程度かかります)
      ウェブ予約
      ※実験日が決まったらお早目に支援センターにメールまたは内線でご連絡の上、ウェブ予約をしてください。
     ↓
    3.申込書の提出
      場所:教育・研究支援センター(馬出地区医学研究院基礎研究A棟2階西側)
      URL: http://www.supportcenter.med.kyushu-u.ac.jp/access.html
      受付日時:月曜日~金曜日(祝日は除く)11:00~12:00、13:00~15:00
      申請書はこちら
     ↓
    4.機器の貸出し
      ※Chromium機器のコントローラーの輸送(設置と梱包を含む)は正晃株式会社の方にご協力いただきます。

    <支援センターで貸出し可能な周辺機器>
    ①PCR装置(Eppendorf社 Mastercycler X50s)
    ②卓上型遠心機ぷちはち(8連チューブ遠心用)
    ③ボルテックス(Vortex Genie 2)

    <支援センター設置機器>
    4150Tape Station
    ※試薬・消耗品は各自でご購入いただきます。
    ※事前に講習が必要です。
    ※機器予約システムでの予約が必要な装置です。

  注意事項:

  •   Chromiumコントローラーと周辺機器①PCR装置の開梱や梱包は、代理店の担当の方にご協力いただきますが、利用者が必ず立ち会うようにしてください
  •   Chromiumコントローラーは、振動を与える機器から30㎝以上離した場所に設置してください。
    (特にVortexとは同じテーブルに載せないでください。)
  •   Chromiumコントローラーは高額な装置です。取り扱いには細心の注意を払い、装置を傾けたり衝撃を与えたりしないでください。
  •   周辺機器①PCR装置は消費電力が850Wの機器であるため、必ずコンセントを単独でご使用ください。
  •   利用者の不注意による故障が明らかな場合は、修理費用を所属分野でご負担いただきます。

  トラブルシューティング:

  •   テストチップでのテストランの不具合  
    Gasketエラー → Gasketに埃や傷がないか確認し再度実施         
                        → アクセサリーキットの予備のGasketと交換 → 再度実施  
    その他のエラー → USBメモリを挿し、エラー番号を保存 →「トラブル時の連絡先」に連絡
  •  
  •   装置の不具合 → プロトコールのトラブルシューティングに従う → 改善しない場合は「トラブル時の連絡先」に連絡

  •   GEMs(シングルセル液滴)の形成不良の発生 → 写真を撮り、プロトコールのトラブルシューティングに従う
     ※GEMsの形成の良し悪しに関わらず、必ず写真を撮ってください。

    GEMsの形成不良時の試薬補填の手続きは、各自で行っていただきます。
    ~キットの補填に必要なもの~
    ・使用したチップキットとライブラリー&ゲルビーズキットのロット番号(使用期限内のもの)
    ・GEMs形成不良を示す写真(チューブ内の様子が見えるように、背景は黒などの濃い色)

    ※解決したトラブルであっても、必ず支援センターに報告してください。
     「Chromiumコントローラー返却時チェックリスト」にも必ず詳細をご記載ください。

<トラブル時の連絡先>
・10×Genomics社 松山様
 TEL:090-7809-8278 メール:haruyo.matsuyama@10xgenomics.com

担当者とつながらない場合には、以下の連絡先までお問い合わせください。
・株式会社スクラム メール:10xgenomics@scrum-net.co.jp
・10×Genomics社テクニカルサポート メール:support@10xgenomics.com

<トラブルの報告先>
・医学研究院附属教育・研究支援センター
 TEL:092-642-6602 メール:

<代理店> 
・正晃株式会社
   TEL:092-611-8131 メール:fukuoka1@seikonet.jp  
 
※上記すべてについて
 電話対応可能時間帯:平日9:00~17:00
(コロナウィルス感染拡大の状況により、変更する場合があります)



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