ご挨拶

  平成28年、医学研究院附属ヒト疾患モデル研究センター/教育・研究支援センターは、いよいよ10周年を向かえます。

  教育・研究支援センターは、九州大学の生命科学研究における「先端的研究の推進」と「若手研究者の育成・ボトムアップ」を目的としています。平成18年10月、医学研究院附属の「Core Facility」として、医学研究院基礎研究A棟2階に設立されましたが、平成25年には改組して医学研究院附属ヒト疾患モデル研究センター/教育・研究支援センターとなり、今日に至っています。
  一貫して、医学研究院が管理・運営を行ってきましたが、当初より、九州大学の全ての部局の生命科学研究をサポートしています。実際に、平成27年度ののべ利用者数は約16,000人に達しました(平成25年度以降は毎年15,000人を超えています)が、医学研究院以外の部局の利用者数が、医学研究院の利用者数を上回る、という状況が続いています。病院地区の他部局(例えば薬学研究院の利用者数は毎年医学研究院の利用者数と同等です)ばかりでなく、箱崎地区や伊都地区の多くの方にも利用して頂いています。
  このように、本センターは、医学研究院の「Core Facility」としてはもとより、九州大学の「Core Facility」としての役割を十分に果していると言えましょう。  

  教育・研究支援センターには、最新の大型分析機器を含め50余りの機器が設置されています。単にこれらの機器の管理をするばかりでなく、特に大学院生・若手研究者を対象とした「基礎理論から実践までを含む講習会/テクニカルセミナー」を毎年数回行うとともに、支援センター職員による「機器利用の個別実技講習会」を適宜行い、高いレベルでの機器利用をサポートしています。一方、受託業務としてDNA塩基配列決定やDNAマイクロアレイによる全遺伝子発現解析も行っています。  

  これからも、教育・研究支援センターは増々充実したサービスを提供していきたいと考えています。皆様からのご意見・ご要望がありましたら、是非支援センターまでご連絡下さい。  

  本年度も、どうぞよろしくお願い致します。  

2016年04月01日                                                    
九州大学医学研究院 教育・研究支援センター長       
(生化学分野・教授 )                                             
住本 英樹                                                           





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